「ありがとう」と感謝の気持ちで畑で採れた米や豆をお裾分けする。
祖母の暮らす地域にあった、いつもの光景。
そのお米やお豆さんを運ぶとき、袱紗代わりに使われたのが、
升杯袋 (しょうはいぶくろ)
と呼ばれる米袋でした。
娘がお嫁に行くときの花嫁道具として、母親がひと針ひと針、心を込めて作り、持たせたのだといいます。
形はシンプルな正立方体の形の巾着袋
その形のシンプルさから、みんな接ぎ合わせ方を工夫して、愛着がわくように仕立てていたのでしょう。
祖母すみこの接ぎ合わせ方を学んで、孫が升杯袋を作り始めました。
祖母の名前から、「すみこ袋」と名付けて。
思い出の布を使ったすみこ袋の制作をお受けしています。
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